ずっと憧れてた日高ツーデイズエンデューロについに参戦

毎度の『ウェビックオフロード部』の活動報告です!
今回は私1人だけで『2023 MFJ全日本エンデューロ選手権シリーズ第5戦 日高ツーデイズエンデューロ』に参戦してきました。

日高ツーデイズエンデューロ(略称:HTDE)は、40年近くも続く国内屈指の歴史の長さと格式を誇るオンタイムエンデューロレース。北海道日高地方の大自然の中で2日間に渡ってレースが繰り広げられます。
多くのオフロードライダーの先輩たちから「一度は日高走るべきだよ!ほんと最高だから」と言われて、憧れていたHTDEに私もようやく参戦する機会を得ました。

参加クラス:OPEN-C(初級者)
ゼッケン:631
車両:BETA クロストレーナー250(激ローダウン短足仕様)

Day 0:フェリー旅が楽しい

今回は主催者が用意してくれた新日本海フェリーの特別割引プランを利用。バイクをトランポに載せて新潟~小樽間を往復利用することにしました。

単独参戦とはいえHTDE参戦する顔見知りの方たちがたくさん同じ船に乗っていたので、船内で交流することで暇を持て余すこともありません。
私のような初参戦者にとっては、経験豊富な先輩たちにレースのルールなど様々なことを聞く時間があったのがラッキーでした。

快適なフェリー旅を楽しんでから、下船後に会場の日高国際スキー場までは2時間半ほどの道程。
会場に到着すると既にパドックやコースの準備がされていて気分も盛り上がります!

準備も順調に進み受付も無事完了。SNSで知り合った方たちとの交流をすることもできました。
明朝の車検に備えたバイクの各部チェックも何の問題も無く終えて(フラグ)、この日はさっさと眠りにつきました。

Day 1:ヒヤヒヤ車検からの無事出走&1日目完走

HTDEは移動路としての公道を含む区間があるレースなので、ナンバーを取得し公道を走れるよう灯火類やメーターなどを装着したオフロードバイクでの出走が義務付けられます。
当然ながら車検ではそうした箇所のチェックもしっかりされ、合格しなければレースには出走できません。

ところが前日しっかりとチェックしたはずの我がクロトレちゃんを自信満々で早朝の車検に持ち込もうとしたところ、なぜか左ウインカーとメーターが点灯しない・・・
何度か試しても点灯しないままで、車検締め切りの時間が近づき焦りまくります。
「嗚呼、おれのヒダカはここで終わるのか・・・」と泣きべそかきながら、BETA輸入元であるBETAmotor JAPANさんとBETA取扱いショップのウブカタジャパンさんのパドックに飛び込み事情を話したところ、なんとサポートライダーでも何でもない私を助けていただきました。
何人ものプロの方たちに囲まれてすぐに電装系不具合を見つけていただき、なんとその場ですぐに新品パーツに交換も・・・本当にありがとうございました!

みなさんに助けていただきなんとか車検を通過。

出走時間が近づくと緊張でおぼえたはずのルールもすっかり忘れていましたが、幸いオンタイムエンデューロは同じ組(今回は3台)の人たちとスタートできるので、見様見真似で何とかなりました。

レースはタイムを測る区間(テスト)と移動区間(ルート)を繰り返して、1周132kmを走り切るというハードなもの。

・スキー場を駆け上がっておりてくるクロステスト
・山の中をぐねぐね走ったり沢を渡るルート
・超ハイスピード林道でハイになる
・斜めに置かれた丸太で吹き飛ぶ
・ドロドロの草原でバイクが埋まる

※走行写真撮影は全てoff1.jp運営のアニマルハウスさん、こんな素敵な写真を撮ってもらえるのもHTDEの素晴らしさ

などなど数々の苦難を乗り越えて、Day1は3分と少しの遅れはありましたがなんとか完走!
最も初級者向けのクラスでもこんなにハードだとは・・・さすがHTDEです、甘くはありませんでした。

クタクタになってパドックに戻ってきた時には、精根尽き果てる寸前。この日もすぐに眠りにつきました。

Day 2:おお日高よ!ありがとう!!

2日目も完走目指して元気にスタート!
昨日走ったコースなので慣れもあって調子良く進んでました・・・大転倒するまでは(泣)

テスト内で前転した際にハンドル端に股間をぶつけてしまい、しばらく起き上がれずマーシャルの方に助けてもらう始末・・・
なんとも恥ずかしい原因でリタイヤしました。

この日のことはもう忘れたいです笑

それでも2日間、HTDEを走れて大満足でした。憧れていた場所を走れた嬉しさは何ものにも代え難いものです。
HTDEを支えている主催者、スタッフの皆さん、地域の皆さんには本当に感謝しかありません。
日高ツーデイズエンデューロに参戦して本当に良かった!!

おまけ Day 3:アフターHTDE

日高でオフロードを走り足りなかった訳ではないと思うのですが、レース後はそのまま夏休みに突入して北海道のダート林道を走ってきました。
せっかくナンバー付きオフロードバイクがあるので、他の林道をたくさん走って最後には宗谷岬まで。

 

リバークレインの「レース活動費補助」制度がスゴい!

こんなに北海道を満喫できたのも10日間という長い夏休みを取れたから。
各人や部署の働き方次第で休む時期を選べるのがリバークレインの夏休み制度のいいところですよ!

そして何より、今回のHTDE参戦はレース活動費補助制度というリバークレインの福利厚生の一環を使って実現できました。
レース参戦のための遠征は多額の費用がかかりますが、エントリー費用など一部を会社が補助してくれる制度です。
社員のバイク活動をサポートしてくれる制度があるのは本当にありがたいです。

もちろん来年の夏休みも、またこの制度を使ってのHTDE参戦を考えています!
次回こそ2日間完走したいっ!!