リバークレインの特徴
初めまして。この記事をご覧になりありがとうございます。
このスタッフブログは当社のことをこれから少し知りたいな!と思ってくださっている方向けの記事かと思います。そこで、当社のご紹介とまた私が所属する物流部門のことについて記載させていただきます。
当社リバーレクレイン最大の特徴は2つあると考えています。
1つは「バイク関連に特化」です。
メインはバイク用品のEC事業ですが、そのほかにも車両販売のプラットフォームのビジネスやメディア事業、その他とにかくバイクライフにかかわることをすべてやる(やろうとしている)ことです。私自身バイクは好きですが、入社して分かったのが私よりもバイクが好きな人がこんなにもいてそして多種多様な楽しみ方があることが分かったことです。
2つ目は「これらの事業をすべて自社で運営している」ことです。大体の企業様は他社に委託できる部分があれば、他社に委託します。その代表例としては物流が挙げられます。物流は固定費が大きくかかり、またその企業の事業によって季節変動があり、閑散期の場合はその固定費が賄えません。そのため物流業務だけを委託する企業様は実態として多いです。しかし、当社は物流機能でさえも自社のみで運用しています。自社運営のメリットは何かというと経営戦略に応じた物流を構築しやすくなるということです。委託している場合、その委託先の企業により制限が発生します。取り扱える量やその変動幅、商材、またチラシの同梱の可否や、新規取引先の追加といった様々な制限が発生します。一方で、自社で行う場合、これらの制限はなくなります。我々が1つ目の特徴である「バイク関連に特化」できているのは何でもかんでも当社で運営しているからです。
私の経歴
【私が学生~新卒で経験したこと】
私は大学では生命科学を学んでいました。生命科学とは生物学、物理学、化学を用いてあらゆる生命現象を解明する科学のことを言います。少し知られている単語でお伝えするとDNAやらRNAやらタンパク質といったことを学んでいました。もともと研究医を志望していましたが残念ながら医学部は落っこちてしまい、医学部には行けなかったものの、研究医になるなら、大学院まで行ってそこから研究者になろうと思い、この生命科学を勉強していました。
その後、大学院まで進学し、日々研究を行っていました。研究で成果を出すために行うのが「実験」です。では実験ってなにやるの?というと生物学においては「比較」になります。例えば、新薬の研究開発も同様です。何もしていないマウスのグループと新薬を試したマウスのグループとで比較し、効果があるのかないのか?を比較し、その効果を証明します。今思うとこの証明方法に関して学べたことが大きいと感じています。
話を戻しますが、大学院卒業後は、訳があって出向に次ぐ出向で行政の研究機関で働くことができました。周りの先輩方はとても頭の良い方であり社会的使命もあり夜明けから深夜まで(いつ寝てるの?)研究していた方ばかりでした。約3.5年研究職として頑張りましたが、良い結果が出ず、また周りの先輩方を見てこの人たちには勝てない。。。と思い転職しました。
【私の得意なこと】
私の得意なことは「実験」だと思っています。実験とは【私が学生~新卒で経験したこと】で書いたように比較になります。この比較って意外と難しいんです。一般的に比較ってどんな場面で見受けられるかというと、下記のような例題があるとしましょう。
<例題>
AというマフラーとBというマフラーどっちがいいか?
<解説>
この場合、皆さんはどのように比較しますか?どちらが軽いか?、どちらがパワーが出るか?どちらがかっこいいか?といった色々な比較ができるかと思います。実はこれ、比較すること自体は誰でもできるのですが、この比較が正しいかどうかは目的によるんです。つまり、目的に応じて何を比較するべきか?何を比較したらその目的に沿った比較になるのか?を考えるのは実は難しいんです。回答は人それぞれですが、私なりの正答としてはどちらがいいかは「そもそも目的に応じて変わる」になります(笑)。
【なんで私が物流に?】
実は私、もともとリバークレイン内ではマーチャンダイジング(仕入営業)でした。しかし、わけあって当社物流倉庫に作業ヘルプに行くことがあり、そこで無駄な動きをしていることに我慢できず、いわゆる改善業務を少し行ったことがあります。それにより、その工程の生産性が上がり、クルー(当社はアルバイトスタッフさんのことを仲間というクルーと呼んでいます)さんも喜んでくれていました。改善ってよく言いますが、結局のところこの比較実験にあたるんです。また、あまり良い言い方ではないですが、私はとにかく面倒くさがりです。良い言い方をすれば合理主義です。とにかく面倒な仕事を無くし、いかに楽して仕事をこなせるようになるか?は性に合っていました。そこで、物流部門への転属希望を出し、物流部門に配属されることとなりました。
物流マネジメントってなにするの?
当社では物流マネジメントという分野でもご応募をお待ちしております。で、その仕事内容を見ると「様々な活動が行われている」という記載があります。他社の物流管理職も似たような表記となっていて、具体的にどんなことをしているのかが分かりませんよね。そこで、当社リバークレインで現場管理の経験が豊富な私がどんなことをしているのか?してきたのか?の一例をご紹介させていただきます。
1. クルースタッフへの教育
皆さんは何か人に「教える」ということの経験はございますか?私は長らく塾の先生のアルバイトをやっていました。教えた科目は数学、理科、英語です。人に勉強を教えるのって難しいと思いますか?実を言うとまだ簡単な方だと思います。それはなぜかというと「正解」があるからです。しかし仕事の場合、絶対的な正解は残念ながらありません。特に当社のようにB to Cのビジネスをメインとし、その物流では多品種少量での荷扱いとなります。難しく言っていますが、多くのお客様がいらっしゃってお客様毎に発送する商品が異なります。そのため様々なパターンの作業が発生するため、この教育というのはとても難しいものです。また、物流倉庫には何十人~何百人と働いてくれています。在籍数はもっと多いです。そのため、各スタッフさんがどれくらいの教育を受けているかの進捗確認も行っています。うっかりしていると教育が遅れ、本来やってほしい作業ができなくなってしまうといった事態に陥ってしまいます。
そうならないためにも、新人スタッフさんの教育や、またベテランスタッフさんへのレベル向上のための研修を行い、倉庫としての機能を保つ、もしくは向上させるための最も大事な管理の一つとして位置付けています。
2. イレギュラー対応
倉庫って、皆さんどんなことを想像していますか?恐らく、発注したものを倉庫に入荷し、注文が入ったものを出す。つまりは商品を入れて出しているだけだと思っていませんか?実はその通りです。しかし、現実的には様々なトラブルが発生します。そのトラブルの対応をイレギュラー対応といっています。どんなトラブルかというと、発注した個数が届いていないとか、発注した商品と違った商品が届いている。発送したい商品がなぜか足りないなど、様々なトラブルが発生します。これらのトラブルに対して仕入先様にご連絡し正しいものを入手したり、また発送する際に個数が足りない場合は、商品の再発注を行うなど様々なトラブルに対応しなければなりません。そして残念ながらこれらイレギュラー対応はマニュアルがありません。自分で状況を把握し、その仕事の目的を理解し、解決までを実現しなければなりません。このトラブル対応において最も大事なことはすぐに動くことです。分からないから放置するというのが最もダメです。放置しても何も解決しませんし解決には何も近づけません。分からなければ、仕入先様に聞いたり先輩に聞いたり、ありとあらゆる方法で問題を解決しなければなりません。
3. 進捗管理
物流センターでは前述のように、「商品を入れて、商品を出す」ということを行っています。これには人が必要です。しかし、どれくらいの人数がいれば当日スケジュールしていた商品を入れて、商品を出せるのでしょうか?そのための計算式は「物量÷効率 = 時間」という式から求めることができるかと思います。この効率というのが実は倉庫においては刻々と変化します。当社はバイク用品のEC事業会社です。取り扱う商品はネジ一本からタイヤといった大型商品まで実に様々な形、大きさ、重量のものを取り扱っています。そのため生産性も大きく変わります。机上の計算ではあと数時間で作業が終わると出ても、実際の現場とずれが生じます。進捗が遅れているようなら、人手を確保したり、また納期が迫っていない仕事を翌日に回すといったことが挙げられます。逆に進捗が良すぎている場合はどうするかというと、あえて効率が下がるような仕事を早めに対応するといったことがあります。このように物流の現場では進捗確認を数字と現場観察の両方で確認し、人手の調整、仕事量の調整を行っています。
4. 業務改善
物流センターでは何度も書いていますが「商品を入れて、商品を出す」ということを行っています。大まかな流れとしては検品→入荷→棚入れ→ピッキング→梱包という流れです。これら5つの工程の作業効率を良化しなければなりません。そのために物流部門では「人、方法、管理、道具、ロケーション」の五つの視点で確認しより効率的になるように改善を行っています。当社は物流にかかわるシステムも自社開発です。そのため改善できる範囲も他社に比べ大幅に広がっているのが特徴です。業務改善は自分のアイデアを実現する絶好のチャンスであり、やはり人気のある仕事です。しかしその分きっちりと成果を出してもらわないと困ります。そこで、私が重視しているのは分析手法までも考慮したPLAN作りです。よく業務改善というと、現状の課題とそれに向けた解決策を提案し実行までは行われます。しかしその後、その活動の効果分析まで実施している例はあまり見ません。このパターンになってしまうと、変化を起こしただけであり、実際のところ良くなったかどうかはわかりません。ではなぜ効果分析されないのでしょうか。それは分析手法を決めないでスタートしてしまったがために、改善前と改善後で分析できない状況となってしまっていることが多々あります。そこで、私は分析手法も含めた企画を行い、その改善がうまくいったどうかを測定できるようにしておきます。そうでないと結果としてうまくいっていないにも関わらず、知らず知らずのうちに効率悪化を招いているかもしれないためです。業務改善において重要なことは協力を得ることです。業務改善は実行され現場に落とし込まれて初めてその効果が生まれます。この落とし込みには現場の方たちの協力が不可欠です。
5. 設備改善
設備改善は倉庫という場所の働きやすさ、安全を高めるための活動が主です。より快適に働いてもらうために必要な道具、設備を購入し倉庫に設置するまでが仕事になります。しかし、この仕事が意外と大変なのです。というのも、皆さんが使っている設備もそうですが、そのモノの品番が分からないため、発注しようにも発注できないのです。つまり同じものが手に入らないことが多々あり、そのたびに新しいタイプの商品を購入する必要があります。そしてその新しいタイプを購入するまでに現状の倉庫環境にマッチするかのテストも行い、適正な設備が出てくるまで探す必要があります。これにより日々倉庫の安定稼働の実現に向けて活動しています。
【まとめると】
物流マネジメントは結局のところ倉庫をもっともっとかっこよく、素敵な場所にすることだと考えています。汚いところは清掃し、働きにくいところは働きやすくし、大変な作業はもっと簡単に楽にしてあげる。こんなことを実現するのが物流マネジメントというと思っています。
物流マネジメントのメリット(楽しさ)
1.マネジメント業務を早期に経験できる
物流ってどうしても「人」が必要です。特定のモノを作る工場とかであれば機械化は容易ですが、物流業、特にECの物流では多品種少量の荷扱いが基本となります。そのため最前線の現場では色々な変化・変動が発生しています。当社でもボルト1本の発送から人が入れるような段ボールで発送するフルカウルセットまで実に多くの種類の商材を取り扱っています。そのため機械化が難しいのです。そこで重要になるのが臨機応変に動ける「人」になりクルーの皆さんと一致団結して、日々、商品の入荷と発送を行っています。
はっきり言って当社のクルーは他社様よりもモチベーションが高く、強いです。そんなクルーさんたちをまとめ、リーダーシップを発揮しその場その場で的確な指示を出し、成果を出せる環境が当社にはあります。本来このような人を束ねて何かを成し遂げるという経験は、課長以上の管理職になってから経験するような仕事です。しかし、これを20代のうちから経験できるのは大切な宝になります。人を束ねるには何が必要か。色々な要素がありますが、それはその人自身でしか見つけられません。その答えを見つけられる経験が早期にできるのは物流業務における大きなメリットです。
2. 自分の成果が見える。
【私の経歴】でも紹介したように、物流業務で求められる代表例として「品質向上」と「生産性向上」です。これら向上させることを改善といいます。ではどのようにしたらその改善ができるのかというと「比較」です。そして比較するためにはbefore と afterを完全に同条件で比較しないと証明とはならないのです。物流業務においても残念ながらその完全な同条件で比較するというのは不可能ですが、近い条件下で実験が可能です。
これが営業職やマーケティング職ですと、自分の実績の効果を証明できないはずです(理論上の話です)。例えば、テレビCMを打つ前と打った後は売り上げに変化が起きたのかどうかは証明できません。テレビCMを打って売り上げが上がってもそれはテレビCMの効果なのかどうかを検証することができないからです。また売り上げに変化がなかったとしても、テレビCMがなければ売り上げが落ちていたのであり、CMがあったからこそ売り上げに変化がなかったとも言い切れます。
物流の改善業務ではAさんとBさんとでAさんはaという方法で作業してもらい、Bさんはbという方法で作業してもらいます。その結果aの方が早いという結果が得られたとします。次に、Aさんにはbという方法で作業してもらい、Bさんにはaという方法で作業してもらいます。その結果aの方が早いという結果が得られます。これら二つのことからaという方法の方法良いことが示され、aという方法を導入すれば改善できたという証明になります。
このように自分の実績を証明しやすいというのも物流業務のメリットであると私は考えています。
3.とにかく楽を追及して良い
先ほどお伝えしたように、物流倉庫に求められるものとして品質と生産性が上げられます。業務改善における原則として知られているのが「ECRSの原則」といわれるものです。
E:Eliminate(排除)、C:Combine(結合)、R:Rearrange(交換)、S:Simplify(簡素化)です。これら4つの原則がありますが、どれもものすごく簡単に言うと、いかに楽できるか?を考えていくための順番になります。
物流倉庫というと「大変そう」、「暑そう」、「単純そう」とかいうイメージがあるかもしれません。その通りかもしれませんが(笑)、それらをいかに「楽」できるのか?を正として考えてよい環境です。
最後に
あまりかっこよくない表現ですが、私にとって仕事とは思い出作りです。もちろん仕事なのでただ単に楽しい思い出を作るということで終わるのではありません。仲間と競い合うこともあれば、協力し合い、同じ目標を設定し実現し「あの時、大変だったけれども楽しかったね」といえる時を過ごせる仲間はまだまだ欲しいと思っています。
リバークレインはそんな会社だと思います。仕事以外にも、社員旅行や社内運動会、サーキット走行会、半期に一度の打上げ、社内ツーリングなどイベントが他社に比べて多いと思います。昨今このようなイベントがない方がいいという方もいるのは事実ですが、やはり振り返ってみるとどれも大事な思い出の一つ一つになっています。こんな特色ある会社です。この会社で一緒に人生を謳歌したいという方はぜひ当社にまずご応募していただき、ぜひ一緒に仕事をしてみたいと思っています。
【採用サイト】
https://www.rivercrane.com/recruit/career/fsv-02-offer/