10月3日に開催された「キャンパスオフロードミーティング」、通称「キャンオフ」に参戦してきました!
イベント名に「キャンパス」を冠していることからわかるように、元は学生を対象としたオフロード普及イベントで、現在では社会人にも裾を広げた初心者向けの”世界イチ爽やか”な長時間エンデューロレース……と、言われています。
キャンオフについてもっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
キャンオフ東日本公式サイトはこちら!
キャンオフ西日本公式サイトはこちら!
レギュレーション
レギュレーションでは最大3人までチームを組めます。
1人だけで走り続けるアイアンマン(ぼっち)も可能です。
ウェビックのオフロード部からは3人ずつ、2チームが参戦しました。
ウェビックオフロード部A
バイク:TE250 ×2 / CRF150R
ウェビックオフロード部B カモシカ班
バイク:セロー225 ×2
レースの内容は単純明快。時間内で所定のコースを何周できるか?
そして与えられた時間はなんと5時間!
ちょっと長いように感じますが、オフロードに慣れていないと1周1時間近くかかるらしく、そう考えると妥当に感じてしまいます。ちなみに、早い人は10分ちょいで帰ってくるそう。
会場は秋の信州
会場は長野県の諏訪湖を見下ろす霧ヶ峰の中腹にある「信州マウンテンパーク」
大会当日の天気はド快晴。標高が高いということもあり日中の気温もちょうど良く、秋のはじまりを感じるこの上なく爽やかな日でした。
ブリーフィング
「今回のコースはね、正直優しくないです。覚悟してください!」
(あれ!?初心者に優しい爽やかなイベントでは……。)
ブリーフィングにて、コースレイアウトをされた某マーシャルさんのコメントに、これが初のエンデューロレース参戦だった私はこの日が長い一日になると確信。
スタート
朝8時、レースが一斉にスタート。
コースの序盤は”比較的”走りやすいモトクロスコースになっています。スピードも出せるのでこんな躍動的なジャンプなんかもできちゃいます。
そして、エンデューロコースに差し掛かったところでルートが分岐します。
ついに始まる”ガレまつり”
1つめはガレにガレた林を道を登っていくルート。一度止まると再発進が難しく、スピードを出しすぎると岩に弾かれてしまったり、木に激突したりします。
ただ、これでもエスケープルート扱い。
2つめのルートは見てわかる通り、もうガレしかない。
一度止まるとビギナーな私では再発進は絶望的。行く先行く先で岩に弾かれて1メートルも進めず停止。イゴイゴイゴ……。
これが信州マウンテンパーク名物……ガレセクション!
(あ、思い出した。たしか今回のキャンオフは「ガレまつり」なんてサブタイトルが付いてたな。ビギナー私、詰み?)
難易度が圧倒的に高い分、2つめのルートをクリアするとタイラップが1つもらえます。このタイラップは3つ集めるとプラス1周ボーナスが付く仕組みになっています。
一方、ボーナス関係なしに嬉々としてガレセクションに突っ込んでいく人も結構いました。
難しいセクションを突破した達成感には、どうやら中毒性があるようです。
待ち望んだ爽やかセクション
ガレセクションを抜けた後は針葉樹やシダ植物が生い茂る爽やかな信州の森を抜けます。ここは本当に気持ちよかった!
こんな調子で、チーム内でドンドンバトンタッチをしながら着々と進行していきます。
レース終盤、「案外みんなイゴイゴしなくて暇!」という理由で、某マーシャルさんによりガレセクションのエスケープルートが閉じられるなどのアクシデント(?)もありましたが……。
最終的にはバイクもライダーも大きな損傷は無く、気持ちよく最後のチェッカーを受けることができました!
リザルト
リザルトは、ウェビック2チームとも仲良く周回数16周にボーナス2.3周を足した、計18.3周。順位としてはトリプルクラス12チーム中同率6位。総合では32チーム中同率16位。
いやぁ~学生さん達みんな速い……。
顔ぶれがスゴい
IAの齋藤 祐太朗選手も招待選手として走られてました。1人で33周+ボーナス11周、計44周と圧倒的な実力で、賞典外ながらぶっちぎりの総合1位。
日本トップクラスの走りを間近で見れたのはとても貴重でした。しかしキャンオフのコネクション、スゴい。
サポート
昨年に引き続き、バイク業界をこれからもっと盛り上げてくれる学生さんや参加された社会人の皆様、そしてこのイベントを応援するために、景品やウェビックで使えるポイント10万円分を協賛として提供しました。
今回使用させて頂いている超絶美麗な画像のほとんどは、キャンオフのサポートという形でOff1.jpの伊井様が撮影、公開されているものです。
こうして、つい家族や知人に自慢してしまいそうになるほどカッコいい写真を残してくれるのって、とんでもなく嬉しいですね!
さいごに
そして今年も、幸運を掴んだ人に「速くなる壺」と「悩みを聞いてくれる神様」、ぼっちクラスで優勝した人に「トモダチ」が送られました。
こうした、いい意味で”学生のノリ”が文化として残っていて、私はキャンオフ初参戦でしたが終始とにかく楽しく過ごすことができました。
エンデューロレース全般に言えることかもしれませんが、とにかく常に多くの人が"爽やかに"サポートをしてくれるので、オフロードビギナーにはゼッタイおすすめのイベントです!