年間3戦ある筑波ツーリストトロフィーの初戦に、ウェビックスタッフの渡邉と八木澤の2名で参戦してきましたので、その結果をお届けします!
今回参戦するクラスですが、250cc水冷2気筒のバイクが対象となるNT2クラスにYZF-R25で八木澤が、750cc以上で水冷3気筒以上のバイクが対象となるNBクラスにStreetTripleRSで渡邉が参戦しました。2人ともこのクラスに参戦するのは昨年に引き続き2年目となります。
2人とも昨年の9月に行われた筑波ツーリストトロフィーの最終戦に参戦して以来、実に半年ぶりにレースとなります。例年だと準備不足練習不足で迎える初戦ですが、今年は珍しく初戦を迎える前からきっちりと練習をこなしてきました。
ところが、アクシデントはレースの前日練習中に起こります...
前日練習の1本目の途中、八木澤のYZF-R25がコース上でストップ。ガス欠かと思っていましたが、キーをONにしてみるとメーターにはエラーコードが表示され、エンジンがかからなくなっていました。原因を探ってみると、どうやらサブコンが故障(後に配線がショートしていたことに気がつきます)していたようで、サブコンを外すとエンジンがかかりました。
試しにサブコン無しで走ってみたところ、パワーダウンを感じるようでしたが走行に支障は無いため、このまま本番に備えることに。
レース当日は事前の雨予報から少し好転し、お昼ごろまでは曇りのままもちそうな天気となりました。
ピットクルーとして集まったスタッフたちが前日のトラブルを聞きつけ、別のYZF-R25を持ってきてくれたので朝一から復旧作業開始。作業の途中で配線がショートしていることに気が付き、配線を修復することで元に戻りました。試走する時間も無いためそのまま予選となりましたが、走行中にトラブルもなく走り終わり予選13位となりました。
しかし、アクシデントはまだまだ続きます・・・
今度は私渡邉の予選の直前にフロントのタイヤウォーマーが断線していることに気が付きます。中々空気圧が上がらないと思っていましたが、まさかウォーマー自体が壊れていたとは...
気が付いた時にはすぐ予選だったため、予選前半はタイヤを温めることに集中して走りました。予選終了時間ギリギリのところでようやくクリアラップがとれたのでアタック。このラップが自己ベストを更新することとなり、予選12位となりました。
予選終了後しばらくすると、急な雨が降り出して路面は一気にウェットへ。幸い雨はすぐに止み、決勝が始まる頃には路面も乾いてきていました。しかし、決勝が終わるかどうかというタイミングでまた雨が降る予報となっていました。
先に決勝を迎えたNT2クラスの八木澤はスタートダッシュに成功し、13番手から10番手にアップ。その後は前の車両との差が少しずつ開いてきてしまったものの、後続を引き離すことに成功し、そのまま10位でチェッカー。決勝レース中に自己ベストを更新するなど、次戦に繋がるレースとなりました。
続いて行われたNBクラスの決勝ですが、こちらもスタートに成功し、8番手までアップ。そのまましばらくは順位をキープしていましたが、少しずつ後続に抜かれだします。結果的にチェッカーを受けた時にはスタートと同じく12番手となりましたが、章典外の選手が出たため11位に繰り上げとなりました。
今年初の筑波ツーリストトロフィーでしたが、2人とも自己ベストを更新するなど、幸先の良いスタートとなりました。次戦は7月17日となりますので、応援よろしくお願いします!
◆リザルト