全日本ハードエンデューロ選手権 第5戦 ダルマニアクス参戦記
7/14に行われた、全日本ハードエンデューロ選手権 第5戦 ダルマニアクスに参戦してきました!今回の開催地は山形県の新庄市。行政の協力を得て、一周20kmにもなる広大なエリアを利用してのレース開催となりました。初開催ということもあり、全日本選手権にもかかわらずエントリー台数は105台と、大注目のレースとなりました。
いざ、レーススタート!
今回はパドックとレースのスタート位置がことなり、なんと、ナンバーの無いエンデューロレーサーが公道を走り、スタートするという形式。公道でフラッグが振られレーススタート!隣の選手から圧力が有ったので、仕方なくウィリーしてスタート(汗
105台のエントリーということで最初の入口のヒルクライム1セクの「ドバ」で、軽く渋滞気味
そして、この日一番の問題となり物議を醸したのが2セクの「丸太落とし」
登りきったのは3~4名のライダーのみで、その他100台が1時間以上足止めとなるカオスな状況に。
今回はXX(ダブルエックス)というレベルで、上級者であれば簡単に回れるコース設定ということで、上級者~初級者まで幅広いライダー層がエントリーしています。しかし、序盤でトップライダーですら登れないヒルクライムが現れ、全ライダーがここで1時間以上の足止めとなりました。最終的にはスタッフがエスケープルートを作りそこから抜け出すという形に。そのため、チェックポイントであるCP2を通過したトップ18名のライダー以外はこの渋滞を抜けた順でCP1を通過し、その順位がそのままリザルトとなるようなレース展開となりました。
そしてこの序盤でラジエーターが吹いてしまう問題がおこります。実はヤフオクで練習用に購入した Beta RR2Tですが、不具合だらけのジャンク品を掴まされ、この2ヶ月かけて修理をしてきましたが、その問題の一つがオーバーヒート。ファンの電源不調だったり、Xグリップの吹かないクーラントを入れてみましたが、レースまでに間に合わず、レース中にも同じ問題が起きてしまいました。ちなみにメインのガスガスは現在修理中で、仕方なくBetaでの参戦となったわけです。
ちなみに、このRR2Tですがレースの数日前になぜかガスガスのECUが装着されていたことが発覚、「不具合なし」と出品されていましたが、とんでもない弄り方をされていて驚きました。
クーラントを何度も吹いてしまったため、沢で応急処置をすることに。水分を全部のみ、ペットボトルを空にし、沢の水を汲んで、ラジエーター水を補充。このときついでに仕上がったライダーに水をかけたりと、面倒もみておきました👊
そのごも、いごりポイントだったり、
沢だったりを走りつつ
後半戦、最大の難所となったのが8セクのキャンバーヒル。トップ選手が通過した頃には、コンディションがよくさほど難しく無かったそうですが、自分が到着したころには轍ができ、難所と変わっていました。この頃になるとトップ選手数名が2周目に入っていて、トップ選手ですら5~6回とアタックしてやっと登れるような極悪コンディションになっていました。
トップ選手である、あべ選手、きむら選手、おおつ選手もかなり手こずっていた様子
そんななか、自分は4回目くらいのアタックだったとおもいますが、苦労しながらもなんとか登頂。8セクを通過することができました。ちなみにレース終了まで、自分以降このヒルクライムを登れたのは1名のみだったようです。
しかし、この時点で残された時間は40分ほど。残りの9~13のセクションをクリアしなければ1周となりません。しかもこの時点ですでに水分を飲みきり、セルボタンの不調でおもうようにエンジンが掛けられなくなり、ラジエーターが吹いてしまう問題などが重なった上、体力も底をつきゾンビモードでの進行となりました。
結局残りの時間でセクション12までクリアし、まだレース時間内でしたが、13セクションにアタックするまえに足切り時間となり、CP2にたどり着くことができませんでした。この時点での順位はなんと19位。
しかしCP1の通過が30位だったので、リザルトとしては残念ながら30位。後半だけでポジションを11個もあげられ、19位まで追い上げられたことはとても嬉しかったです。そして20位以内という一つの目標が近づいてきたなということが実感できました。
今後の目標
20位以内に入ることは今のオフロード活動の最大の目標なので、もうちょっと練習して、目標を達成できるように今後も楽しみながら練習をしていきます。最近、始めたオフロードのレース参戦ですが、前回の勝沼ラウンドでは24位、前々回のケゴンベルグでは27位。そして今回のダルマニアクスでは30位と全日本での自分の実力が分かってきました。次戦は難所で有名なオフロードパーク白井。完走目指して頑張ります!