2024年シーズンの開幕

4月26-27日に開催された「2024MFJ全日本エンデューロ選手権 第1戦 村田SUGO2DAYSエンデューロ」にオフロード部より梅津選手と筆者の2名が参戦してきました!

最近では3月に広島で開幕戦が行われていましたが、今年は4月の桜舞う時期にシーズンスタートとなりました。

会場は宮城県にあるスポーツランドSUGOにて開催となりました。モータースポーツ好きなら知らない人はいないであろう、あのSUGOです。

エンデューロを開催するときにはランド内全域を使用して開催するため、コースの道中にはオンロードサーキットのすぐ横やキャンプ場、コンクリートの舗装路までもがコースになります。

今回はクラスによって異なりますが、1日目は4〜5周、2日目は5〜6周する設定になっていました。

コースの長さは1周約全長20キロ、つまり2日間で最大200キロ以上の距離を走るわけです。もちろん全日本選手権ですからコースの難易度は厳し目に設定されます。

ワンミスが命取りに

今回の大会方式である「オンタイム方式」は基本的に「テスト」と呼ばれるタイムアタック区間と「ルート」と呼ばれるテスト区間へ移動する区間に分かれています。順位はテストの合計タイムが少ない順に順位が決まります。

詳しいルールはJECの公式ブログにあるオンタイムエンデューロルール解説!をご覧ください!

そんなテスト区間ですが、今大会では1周に3個のテストが設置。また、1個のテストの距離が短くなっており、差がつきにくいようになっていました。

タイム差が縮まるということは観る側としてはとてもワクワクする展開になりますが、ライダーからしたらワンミスで順位を落とすというとても緊張するコースです。

ただ我々は「Webikeオフロード部」! 2名とも大きなミスなく好調にタイムを刻んでいきます。

心折れしルート

順調にタイムを出しテスト区間を終えていきますが、ここからがこの大会の真骨頂です。

テスト区間を短く設定したのに対して、移動路であるルート区間はいつも以上に難易度が高く、走りごたえのあるコースになっていました。

今大会ではこのルートで心を折られてリタイアする人、マシンを壊す人が続出。

SUGO大会ではお馴染みの沢下り・沢登りに加え周回を重ねるごとに深くなる轍や露出する木の根っこ。

ただの移動路なのに体力的にも精神的にも消耗する「The エンデューロ」を味わうことになります。

コースの下見が出来ない&通信機器使用禁止のルールで写真が撮れなかったのが悔やまれます…。

参考程度に今大会のハイライト動画がYoutubeにアップされているのでどんなものか気になる人はチェックしてみてください。

結果、梅津選手がクラス32位、筆者がクラス2位で1日目を終えます。

1日目を終えたマシン達。2daysでしか見れない光景。

運命の2日目

無事に1日目を終え、2日目も難なくスタート。順調にタイムを出していく!…となるはずが。

3周目に入り一つ目のテストを終え、順調に走っていた梅津選手が無念のリタイア…。

前週に壊していたリアブレーキの事をすっかり忘れておりまさかのコースオフ。怪我で戦線を離脱してしまいます。

一方で筆者もテスト区間でミスを連発し、クラスで5位まで転落。後半でなんとか巻き返しを図るもののイマイチ調子が上がらず2日目を3番手で終えました。

ハードな2日間を終え満身創痍

次戦に向けて

開幕戦ではリタイアと2位という結果に終わってしまいましたが、今年の目標は参加したい2名とも上のクラスへの昇格です。

筆者はなんとかポイントを獲得しましたが、梅津選手は惜しくもノーポイントとなり現状昇格は厳しい状態です。

次戦、全日本選手権は6月に広島で開催されますので、そちらでは必ずポイントを獲得し昇格に向けて弾みをつけていきます。

いつか国内最高峰クラスで走ること、表彰台の一番高い所に立つ事を目標に頑張って仕事もバイクも精進していきます!