バイク乗りにとってこれ以上の福利厚生があるだろうか?!

B!

この1年の趣味は旧車のレストアでした

コンニチワ!社内屈指の細かい整備で定評のある門脇 誠です。
現在はカスタマーサービス部署に移動し、チーフエキスパートとしてマニアックなお客様(一般の方とバイクショップの方)からのお問い合わせに応えています。

以前にも書いたように整備する事は大好きです。
そして整備の最上級バージョンとして、この1年は古いバイクの再生(レストア)を頑張っていました。
一口にレストアと言ってもピンキリで、不動車を修理して動くようにするだけ、壊れた部品をイマドキの新品に交換するだけ、それだけならレストア作業も比較的容易です。
ですが、極力当時の絶版パーツを修理再生して本来の機能を完全に再生するというイバラの道もあり、私はそちらのやり方を選択したのでそりゃあもう大変!
この1年は休日を全部使うほど楽しみました。

焼けと汚れとサビでひどい事になっていたエキパイ。サンドブラスト+バフ研磨でピカピカのポリッシュ仕上げとするのが一般的ですがそのやり方では当時の風合いは出ません。なので、わざわざスポンジやすりを使って手で磨いて当時の金属肌の復活を目指しました。

再生の完了したエキパイがこちら。ポリッシュ加工されていない極薄ステンレスパイプを機械曲げした当時のエキパイの肌を完全再現。

再生の完了したエキパイをレストア作業中の車体に仮装着してみたところ。元の状態を知らない人が見たらデッドストックの新品を組んだようにしか見えないはず。やったね!

再生するより交換した方が良い部分もある

苦労して再生したエキゾーストパイプは自慢の一つですが、そうやって再生するよりサッサと交換してしまった方が良い部分もたくさんあります。

例えばハーネス類。
配線は熱と経年劣化で被覆が硬化している事が多く、古い物を無理して使う意味はあまりありません。
内部の心線だって被覆の端から毛細管現象で進入した水分によって腐蝕しており、曲げたら内部で断線してしまっていた……なんて事は普通に発生します。
よほど珍しい模様の貴重な配線を使っている車両なら安易に交換するわけには行きませんが、普通は単なるビニール被覆の銅心線コードなので新品に交換してしまった方が安心です。
コネクター類も特殊な物を除けば工業規格品である事が多いので、新品にしてしまった方が確実ですね。

他にも燃料ホース、ウィンカーリレー、ヘッドライトバルブ、ゴムブッシュ類……そういう『普通の消耗品』は新品交換してしまった方が良いでしょう。

新品ハーネスが購入できないのであれば可能な範囲で作り変えた方が良いです。入手や分解の難しいコネクターは仕方ないとして、汎用コネクター部分や配線は交換してしまいたい。

どうせ作り替えるなら元の状態よりもしっかりと。端子と配線はカシメに追加してハンダも流して確実な接続に。更に防水熱収縮チューブで配線被覆と端子の間にできる隙間を埋めて心線内に水が入って内部腐蝕するのを防止、これを全コネクターで行います。

新品に交換するとなると、部品を買わねばなりません・・・

新品交換すると決めたら交換部品を入手する必要があります。
そんな時もWebikeなら豊富なパーツの取り扱いがあり、電装系の小物もふんだんに取り扱っているので入手は容易です。
デイトナ、キタコ、アクティブ、ポッシュ……、小物パーツを用意してくれているブランドには感謝感謝です。

ただし、そういった小物も車体1台分となると大変です。
例えばコネクター1個450円という『ありがちな価格』であったとしても、車体全体で20個使えばそれだけでもう9000円。
塵も積もれば山となる……というわけで、小物であっても数の暴力でどんどん費用が嵩みます。

もちろんタイヤやオイルといった比較的値の張る物も全部交換なので、これも凄い金額になりがち。

さらに、レストアついでにブレーキ周りも整備すると、キャリパー、マスターシリンダー、ブレーキホースなどを丸ごと交換する必要があったりします。
当然ながらすごい値段。
でも20年以上放置されていた車両を安全に走らせるためには妥協できないパーツばかりなので仕方ありません。

実際のところ、今回は車体に合わせてブレーキホース類も全部作り直す事にしたのでフィッティングパーツだけで数万円に達してしまいました。
レストアしたいと考えた事のある人は大勢居るはずですが、必要なパーツ代をザックリ計算してみて「無理だぁ……」となる人が多いのは当然です。
ちょっと計算しただけでも軽く数十万円に達するのが普通ですからね。

バッテリー、オイルといった消耗品も購入しなければなりません。なにしろ消耗品は全部新規で購入しなければならないので大変です。

レストアついでにカスタムも実施して高価な部品に置き換える事もあります。今回はブレーキ周りを刷新。

マスターシリンダー変更に合わせてブレーキホースも作成。特殊な取り回しにしようとすると市販のホースキットが使えないので全部自作。フロント、リヤ、クラッチを全部自作したのでフィッティングパーツだけでも大変な金額に・・・。

忘れちゃいけないタイヤ。20年前の古いタイヤなんて絶対に使えないので前後交換必須、リッターバイクのサイズだとタイヤだけでも高いです。

リバークレインならではの福利厚生!

世の中には様々な企業があり、一風変わった福利厚生を自慢している企業も多数あります。
社内にトレーニングジム施設があったり、ドリンク飲み放題だったり、提携している温泉施設が利用できたり、清潔で広大な休憩スペースが利用できたり……。

そんな中、リバークレインでは『バイクパーツの社販制度』があります!
Webikeで取り扱っている部品であれば、社員価格で購入可能!
バイク乗りなら夢のような福利厚生制度です!

もちろん無料ではありませんが、それでもめちゃくちゃありがたい!まだ使える部品も思い切って新品に交換できます。

バイクに乗るならこれ以上の福利厚生は無いのでは!?

別にレストア作業でなくともバイクに乗っていれば様々なパーツを購入する必要があります。
自分でタイヤ交換までする人は少ないですが(リバークレインに入社すると親切な先輩が手取り足取り教えてくれるので、自然と自分でタイヤ交換するようになってしまいますが)、オイル、ヘルメット、アパレルなどは誰もが必須の買い物です。

単価の安いオイルならまだしも、ヘルメットやアパレルやバッテリーは高価なので社員価格で購入できるメリットは誰もが実感できるはず。
もちろん単なる消耗品に留まらず、愛車のカスタムパーツだって社員価格で購入できます。

おまけにこの制度が利用できるのは本人だけではなく、配偶者、子供、父、母、兄弟姉妹まで対象!
さらに、自宅に作業スペースが無い人向けに社員であれば広大なガレージの利用が無料なほか、1台までならガレージ内に置いておく事もできます
最高~!

公道用のバイクとは別にクローズドコース用のレーサーを1台置いている人が多いですね。
私のようにボロい車体を買ってきて長期間掛けてレストアしている人も居ます。

理想的な整備スペースとバイクに関する部品なら何でも(ココがポイント!ウェアなら頭のてっぺんからつま先まで、整備スタンドや工具もOK!)社員価格で購入可能。
バイク乗りにとってこれ以上の福利厚生がどこにあるッ!
バイク好きな会社らしい素晴らしい福利厚生制度だと思いませんか?!

ボロボロだった車体が福利厚生制度をフル活用してパリっと完成。

福利厚生制度が無かったら諦めていた部品も交換できました。ありがたい!

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