はじめに
リスキリングの重要性が叫ばれて久しいです。
社会人経験が長くなると周りが働きかけてくれることなど皆無で、スキルアップには自己研鑽しかないと痛感します。
本を読む、セミナーを受講する、資格を取得する・・スキルアップのための勉強方法は様々ですが、リバークレインには資格取得支援制度や図書購入補助などがあり、従業員のスキルアップを応援してくれる環境が充実しています。
リバークレインの「学べる環境」についての記事はこちら
学びたい意欲がいくら高くても、テキスト代や受験料などがコンスタントにかかってしまうのは正直痛い・・物価高の高騰などで何かとお金がかかるご時世、活用しない手はありません。
これまで自身も資格取得したり、定期的に本を読んだり、また別の資格を取ろうかと思いついたらテキストを購入したり、すごく助かっています。
中でも「本当に学んで良かった~会社に感謝!」と思うことのひとつに昨年受講したグロービスがあります。
受講終了から1年経ってしまったのでかなりの時差投稿ですが、ちょうどこの春から同僚が同じ科目を受講開始するということもあり、懐かしく感じたのでこの場を借りて振り返りたいと思います。
グロービスについて
グロービスとは日本最大のビジネススクールです。
大学院の入試を経て入学しMBAを取得できる本科生と、働きながら通える単科生制度があります。
単科生制度を利用して受講できる科目はマーケティング・経営戦略基礎やアカウンティング基礎など15科目がありますが、わたしは単科生としてクリティカル・シンキングを受講しました。
単科生クラスは2週間に1回で全6回(3ヶ月間)の授業で構成されています。
次の授業までの2週間は復習、予習、課題作成に取り組む自主学習の時間となります。
2週間はあっという間で、当時を思い返すと仕事以外の時間はほぼ学習に注いだ(つもり)の寝不足続きの日々でした・・
↑通学中によく読んでいた本。これまでフレームワークを使ってこなかったので常に持ち歩いて読み返していました。
身に付いたこと
・イシューについて考えるとき、その他のイシューも考える
今までは目先の事に囚われてしまい、業務で何か問題が発生する度に振り回されている自分がいました。
クリティカル・シンキングで相対的に考えること、俯瞰して見ることなどを学んでからは「今そのイシューに取り組む意味」を考えて行動するようになりました。
業務においてイシューが一つだけということは少なく、問題は複合的に絡んでいることが多いと思います。
これは今取り組むべきことではない事だと取捨選択できるようになり、無駄が減ってきたのを実感しています。
・解決策は複数考えておき、評価する
問題の解決策を考える際、つい過去の事例を踏襲したり一ついい案が思いついたら決め打ちしてしまう癖がありましたが、複数考えることが出来るようになってきました。
ただし複数考えることが重要ではなく、評価を行うことが大事です。
評価を行う判断基準はコストやリスク、実現可能性など複数ありますが大きな問題から日々のちょっとした問題まで活用できます。
・反論に備える
クリティカル・シンキングは批判的思考のことです。
自身の考えを多面的な角度で客観視し、問い続けることで他者からの反論にも備えることが出来ます。
そもそも自身と他者の頭の中は全く別のことを考えているという当たり前ですが忘れてしまいがちな前提を常に意識するようになってきました。
・時には諦めることも大事
ビジネスを取り巻く環境の多様化や変化のスピードが速い昨今、答えは一つではありません。
完璧な答えを求めて考えすぎて行動できないより、自身が考え抜いて納得したことに対してはある意味そこで諦めることも大事だと学びました。
ただし、他者を納得させるには自身の思考のプロセスを言語化しなければならず、これが出来ていないことで自身の意見が通らないことは多々あるので日々勉強中です。
さいごに
有難いことに今回は会社の計らいでグロービスを受講することが出来ました。
他社で人事系の仕事をしている友人に話したところ「いい制度だね、ウチはそんなのないよ。」と言っていて、当たり前の環境じゃないんだなーと実感しました。
お金の面は勿論ですが有難かったのは業務時間内に通うことが出来た点です。
仕事との両立はしんどいこともありましたが、業務時間内に通うことが出来たので大きく生活サイクルが変わらなかったのが良かったです。
クリティカル・シンキングは実務に活かしながら反復演習することでブラッシュアップしていけるので、学んだことを無駄にしないよう切磋琢磨したいと思います。