音楽って聴きますか?
イカ天世代のSHOESです。今や死語と言うよりも絶滅した言葉かもしれませんが、三宅裕司のいかすバンド天国と言うテレビ番組があり、バンドブームを巻き起こされた世代。
まだレコードもカセットもあった時代でしたが、今ではMDやCDなどの記憶媒体をすっ飛ばして、データをサブスクで聴く時代となり、垂れ流す音楽はあれど、耳を埋めて音楽を聴くことがなくなってしまいました。
そんな中、なぜかオフィス内にウクレレがあったので、一緒にあった教則本を見つつ、ポロンポロンしていたのですが、何かが違う。
そう、ポロンポロンしててもROCKを感じなかったわけです。
弦楽器はアンプ通してナンボ
ROCKするなら、エレキだろうと言うことで「エレキウクレレ」を早速購入。もちろん会社に届けてもらいます。
リバークレインでは、社販で購入したパーツ類や、その他の荷物を会社で受け取れるので色々と便利です。
このエレキウクレレはUSBで充電式、なんとピックアップの他にReverbとChorus機能がついています。
もちろんジャックも付いているので、アンプにつなげることも可能なわけです。
こうなると、音を出したくなるのは必然。アンプとエフェクターも用意します。
実は皆さん、音楽に飢えていらっしゃった。
終業後にウクレレで遊んでいたり、社内(オフィス内)での飲み会の席で弾いていたりすると、弾いてみたいとか、実は昔ギターをやって挫折したとか、色々と音楽話が出てきます。
1)ウクレレ買って、コソ練してる
2)勢いでエレキギター買った
3)実は吹奏楽部出身
4)実は軽音楽部出身
5)実は弟がベースを持ってる
6)最近4本目のエレキギター買った
7)機材集めのために静岡県中のハードオフを巡ってきた
8)実家にレフティーのギターが余ってる
9)鎖骨折れてドラム叩けない
などなど、ぞろぞろと音楽を欲しがってる社員が出てきました。
こうなると社会人としては、企画書を書いて社長へ稟議を出して部活を作ろうとなるわけです。
リバークレインで部活を作るには
さて、部活を作るにはどうしたらいいか?社内規定に書いてあるかも知れませんが、4人以上の参加があって定期的な活動計画があればどうにかなると言う噂があるので、下記を準備。
部活入部希望者を集める
とにもかくにも、メンバーは必要です。4人以上が必要ですが、すでに部下だけでも4人は固いので範囲を広げて、全社に参加希望フォームを展開します。
所属グループ、勤務拠点、氏名、音楽経験の有無、希望パート、所有楽器、部活への意気込みを投稿させます。
はい、13人が集まりました。まずは、人数確保OK。数年から数十年ぶりまで経験者が中心に手を挙げてくれました。なぜかドラム希望が多いのが不思議。
部活の名前を決める
名前は大事。バンド名は恥ずかしくて言えなくても、部活の名前は言わなきゃいけません。公式感もあり、軽音楽部的な軽い感じではイマイチ。
【RC文化音楽部】と命名しました。ちなみに社長には鼻で笑われましたが、音楽は文化、文化的な活動は音楽につながるから良いのです。
設立目的は明示する
楽しむことは良いことです。ですが、楽しむだけではMOTTAINAI。社内に対して文化音楽部の必要性を認識してもらうことも想定し、設立目的を公開します。
現在のリバークレインでも90年代のバンドブームを経験している社員も多く、統括マネージャーをはじめ楽器経験者が実は多数在籍しています。
ですが、残念なことに今現在、音楽活動をしている従業員は少なく一部個人で行っている程度となっています。個人での楽しみを会社の中でも広げられ、より深いつながりを持てるようにしたいと思っています。
練習曲の選定や、スタジオのレンタルやパートごとの個人練習など、部署や拠点を超えて連携すること、文化祭に向けての目標設定など各従業員が同じ方向を向ける部活とします。
また、バイク軸ではないメンバーに対してもアプローチできることで、バイク一色ではない部分もリクルーティングに作用すると考えます。
そう、今年はRC文化祭を開催しようとしています。ちなみに私は文化祭準備委員会委員長なので、文化祭のことも織り込んでダメ押しとしておきました。
活動内容を明示する
バンドなんて、エレキででっかい音を出して、頭振ったり、モテたいとか、音楽性の違いで解散したり、楽器に名前つけたり、モテたいとか、長髪にしてみたり、モテたいとかって言われるだけなので文化音楽部は違うんです。と言う活動内容を考えなければいけません。
練習曲の選定 ▶ 個々の好みだけではなく、覚えやすさや技術面、演奏シーンに見合っているかなど、総合的に判断します。
個人練習 ▶ 練習の仕方や参考動画などの共有を行い、それぞれの練習を共有していきます。
スタジオ練習 ▶ パート別、全体音合わせなどのスケジュールを作成し、AメロBメロ通しなど段階的に成果を出せるようにします。
文化祭、本社飲み会での演奏会 ▶ セットリストの組み立てやレンタル機材、会場に合わせた編成などを行います。
なんとなくちゃんとしている感じになりました。
活動するなら成果も必要
社会人経験の高さから、成果と言うダメ押しを用意することで、プレゼン成功率を各段にあげられることを私は知っていますので、上記の活動内容から何を得ることができるのかもセットで記載します。
練習曲の選定 ▶ 業務や役職を超えたコミュニケーションを通じ、部の全体を見据えた全体最適や、意見発信などについて学びます。
個人練習 ▶ 情報の共有やアイデア発信、タスク管理、得手不得手の対応方法などを学べます。
スタジオ練習 ▶ 部員のスケジュール調整や、予約管理、全体進行などの段取りの必要性と重要性について学べます。
文化祭、本社飲み会での演奏会 ▶ アイデアを形にすること、運営側との調整、予算や他社との調整など社内外とのやり取りについて学べます。
社歌の制作 ▶ 各メンバーの技術の向上や、制作能力を鑑みて将来的にはリバークレインの社歌の制作まで内製します。
この他、活動スケジュールとその内容、個人練習やスタジオレンタル等の予算を作成しておけば、グゥの音も出ずに承認もらえること間違いなし。
グゥと言ったか言わないかわかりませんが、何事もなく文化音楽部の設立は承認されました。
第一回RC文化音楽部初回音合わせ開催
夜の8時からとなりましたが、部員と仮入部希望者を合わせて13名がスタジオに集結。
ギターやアンプも追加レンタルとなり、思っていた以上に狭い状況で、ドラム2、ギター5、ウクレレ1、ベース2、ボーカル2、キーボード1が好きかってに音を出すカオス状態から2時間の練習をして、なんとか曲を1曲通せるくらいにはなりました。