富士山の麓、富士宮焼きそばで有名な富士宮市に位置する「白糸スピードランド」
そこで開催されている「MRSカップ」にご招待いただき、エントリーしました。
MRSカップとは
白糸スピードランドで行われるライディングスポーツカップ(以下ライスポカップ)、その中のクラスの一つです。
ライスポカップはキッズクラスから、白糸スピードランドの主による激しいバトルを繰り広げるクラス、スクーターによるレースも実施されています。
白糸スピードランドでのレースの様子は、下記の記事やスタッフブログでご紹介してきました。
MRSカップでは、スプリントレースや耐久レースなどをレンタル車両でエントリーすることができるため、装備を持っていけばすぐに参戦することができます。
Webike+記事
【レースデビューしたい方必見!】カラダひとつで! スズキGSX-R150カップワンメイクレンタルレースで開眼!
スタッフブログ内では耐久レースについて取り上げてきました。
練習走行・予選編
ライスポカップの全体的な流れとしては、練習走行、予選が行われて決勝のスタート順(グリッド)を決めていきます。
冷えたタイヤでコースインした場合にどこまで攻めた走りができるのか未知数のため、急な動作や、雑なスロットル操作はしないよう心がけます。
今回のMRSカップは7名のライダーがエントリーしました。
予選の結果は3番手のフロントロー(最前列)を獲得しましたが、4番手以降も同様のタイムのライダーが連なっています。
フロントロー(最前列)と聞くと喜ばしいことですが、2列しかないので……。
決勝前のひと時
楽しみはレースだけでなくBBQも楽しめちゃいます!
燃料などを取り扱う機会もあり、火気には十分に気を付ける必要がありますが、外でのBBQは何歳になっても楽しいです。
MRSカップ主催の杉山さん持参の富士宮焼きそばの濃厚ソースを用いた焼きそばに箸が止まりません!
MRSカップでは装備とカラダだけで参戦出来るとお伝えしていますが、BBQ用のお肉も持参することをおススメします。冬に行われた4時間耐久レースでは寒さを凌ぐためにおでんを持参した実績があります。
場面は戻って、焼きそばの次はホルモンを焼いて片側に寄せている……。
空いたスペースに現れたのはホルモンのタレ、杉山さんの片手には冷凍チャーハン
まさか!その炒飯にこのホルモンのダレを吸わせるのか!?
悪魔的ホルモン炒飯の完成である……。
案の定、私はお腹が苦しいほど満腹になって決勝レースまでの時間を過ごしました。
楽しい昼休みを終えて空腹を満たし、残るは決勝レース。
果たして上位入賞なるか!?はたまた勝ちを意識してDNFとなってしまうのか!?満腹でDNFとなるか!?
決勝スタート
コースインし、サイティングラップ(スタート前のグリッドに一度整列すること)を終え、選手紹介。
選手紹介を終え、1周のウォームアップランが始まり、再度グリッドにつきます。
ここでライダーたちは各々精神を研ぎ澄ませ、シグナルに注目します。
シグナルがブラックアウトし、レースがスタート!
好スタートを切り2番手で1コーナーに突入するも、2番手のライダーに2コーナーで抜かれ3番手に。これ以上抜かれたくないと焦りつつも、丁寧なライディングを心がけて自分のペースで走る事に。
急遽ゲストライダーとして後方からスタートした生形秀之選手に呆気なく1周目でパスされてしまいました。
流石、現役のプロライダー!次元が違う!!
15周の周回を重ね無事3位でチェッカー!
1位、2位の選手と大きなタイム差があるため課題は多いものの、初めての表彰台に立つことができました。
次戦は1位2位のライダーと競ることができるよう、もっと速く走れるよう経験を重ねて行きたいと感じました。
次の機会には際には社内のスタッフ同士で参加して勝負や、他のバイク系企業との交流戦なども面白そうですねと杉山さんと話をしていました。
レンタルレースから本格的にレースに参戦!?
2023年3月に社内の令和4年(2022年)新卒、中途入社してから3年までの社員を対象としたレーシングチーム「Webike Team Young」が発足しました。
3/11(土)のMRSカップ前日には、ヤングレーシングの車両「SUZUKI GSX-R125」のシェイクダウンで富士スピードウェイのカートコースに行っていました。
MRSカップで経験を重ねてレーサーバイクを作り、ライスポカップの別クラスに参戦や、富士スピードウェイで開催される6時間耐久レースの「ミニろく」などにエントリーするのもいいのではないでしょうか。
レースの現場は異様な雰囲気に包まれており、なかなか一歩を踏み出しにくい世界です。
しかし、MRSカップではレースに出てみたい!というライダーが集まるため、安心してレースの雰囲気を味わう事ができます。
MRSカップではレンタル車両でレースに参加する以外にも、自前のGSX-R150でのエントリーも可能です。
レースは立ち入りづらい世界ではありますが、MRSカップのようなレンタルバイクレースがこれからのレース業界への切り口となります。
あなたの、レンタルバイクレースから始める、レース人生をお待ちしております!