Webikeオンロード部 悲願の若返り計画始動

こんにちは!ウェビックオンロード部のアッキーです。
普段は自分のレース参戦について書くことが多いのですが、今回は「若手社員のレース活動を盛り上げよ!」と社長の命を受けたので、新たに始動した次世代のオンロード部員育成プロジェクトについてお話したいと思います。

何かとハードルの高いロードレース参戦

そもそもの話の発端は「オンロード部の高齢化」です(諸説あります)。
みんなまだまだ若いと思って走り続けていたら、気がついた時には部員のほとんどがアラサーどころかオバサーになっている不思議...

もちろん、毎年新入社員が入る度に高校の部活動を彷彿とさせる勧誘を行ってきたものの、みんな口を揃えて「興味はあるんだけど...」と、なんやかんやでここ数年メンバーも増えず。そう、みんなサーキットを颯爽と走ることに対しての憧れはあるものの、「ロードレース参戦のハードルの高さ」を前に挑戦しきれずにいました。

レースに興味を持ってもらうために「Let’s レン耐!」のようなレンタルバイクを使った耐久レースに若手社員と参戦したこともありましたが、これだけではまだレースを始める社員は現れず。そこで、少しでもレース参戦のハードルを下げ、若手社員が自主的にレースに挑戦してみたくなるような環境を整えようということで、社用車としてミニバイクを用意することになりました!

選ばれたのはGSX-R125でした

今回社用車として選ばれたバイクはスズキのGSX-R125です。
社内でもあれやこれやと候補のバイクを挙げていましたが、125ccながら17インチのフルサイズであることと、耐久レースを中心に様々なレースに参戦できることから選ばれました。
もちろんバイクは街乗りで使われていた中古車を用意しているので、レースに参戦できるように自分たちで手を加えていきます。

実は今回の企画、2022年から話は出ていたものの、車両の購入や社内稟議などなどの調整により、本格的に動き出したのが2023年2月中旬。この状況から3月19日に富士スピードウェイショートコースで行われる耐久レース「FSWミニろく」の初戦に間に合うように準備を進めていきます。

ということで、今回のYoung Racing企画に参戦したいと名乗り出た若者を中心に、業後は時間が許す限りとにかく作業。まずは外せるパーツをとにかく外し、そこからレースのレギュレーションに対応したパーツを付けていきます。普段は自分でバイクの整備をしたことが無いメンバーもいるため、この機会にOJTでバイクの整備について覚えてもらいます。

なんやかんやで完成!そして試走へ

メンバーの夜なべの甲斐もあって、レース1週間前にはおおよその作業を終えることができました!
車両も出来上がったので、レース直前ではありますが試走に行くことに。出来上がった車両の状態を確認するのはもちろんですが、メンバーの中にはサーキットも走ったことが無い人もいるため、少しでも慣れてもらうために走ります。

キレイな姿を見るのはこれが最後かもしれない…

練習に選んだのはミニろくの初戦で走るショートコースではありませんが、同じく富士スピードウェイ内にあるカートコースで走ることに。カートコースはバイクの持ち込みだと1台3,800円で1日走れるため、今回のように1台を交代交代で乗るにはうってつけの環境です。

受付を済ませて早速走ってもらいましょう!

今回の練習会では監督のアッキーは付き添いなので、翌週のレースで走るメンバー3人にいっぱい走ってもらいます。

浦井選手はGSX-R150でレース経験もあるので、エースライダーとして期待大。
江口選手はレン耐に参戦したことはあるものの、17インチでサーキットを走るのは初めて。悩みながら走りつつも最後の方はイイ感じになってきました。
小島選手はこの日がサーキット初走行。初めは探り探りで走っていましたが、後半は初サーキットとは思えない開けっぷりで周回していました。

翌週は待ちに待った初戦!

朝から夕方までしっかりと走りこみましたが、誰も転倒することなく練習を終えられました。
急ごしらえで準備したバイクもトラブルはなく、ライダーたちも手ごたえがあったようで、初参戦ながら翌週に控えたFSWミニろく初戦にも期待が膨らみます。
レース初心者だらけで挑む6時間耐久レース、どんな結果になるのか乞うご期待です!

この時はまだ誰もあんなことになるとは思ってもみなかった…