こんにちは。マーチャンダイジング本部 カスタムパーツグループの"すがこ"です。
グループ名の通り、カスタムパーツカテゴリーのMDをしています。
私は2016年に新卒で入社した5年目です(2022年現在)。おや、計算が合いませんね。
実は新卒入社してから約3年ほどMDとして働き退社、その後出戻りをした社内ではちょっとだけ特殊なタイプの人間です(実はもっと上がいますが)。
一度退社してからはアフターパーツの開発をしたり、バイクメディアに携わったり、4輪のECでモール担当をしたりと、それまでとは違う職種を経験しました。
出戻りしてからは、これまでの経験を活かしながら再びMDとして働いています。

MD(マーチャンダイジング)ってなにやってるの?

一般的に「商品化計画」「商品政策」と言われますが、有名なものに『MDの5適』と言うものがありますのでご紹介します。

  1. 適正な商品:市場が求めている商品とその品揃え。
  2. 適正な時期:季節やタイミングにふさわしい商品。
  3. 適正な場所:キャンペーンやセール、メディアを利用した陳列。
  4. 適正な数量:販売量に合わせた適切な在庫量。
  5. 適正な価格:消費者が求めている価格。

これをリバークレイン流にすると……

適正な商品

この世にある全てのバイクパーツやバイク用品をWebikeに掲載する!と言う目標は勿論のこと
バイク乗りにとっての定番商品やトレンド商品はなんとしてでも掲載すべし!

適正な時期

バイクは外気温や天気の影響をもろに受けますので、季節の移り変わりにはとても敏感になります。
また、新型車やマイナーチェンジのタイミング、そしてそれら用のパーツたちがいつ発売なのかということも重要な要素です。

適正な場所

商品をただ掲載するだけでは、中々売れては行きません。
ウェビックのどこにどう並べていくのか、そのタイトルは?商品説明の中身は?
セールの時はどうするの?キャンペーンは?メディア連携は?etc……
年に数回ある大型セールのほか、キャンペーン企画、メディア部門と連携した露出を検討する場合もあります。

適正な数量

ウェビックは数多くの在庫を保有しています。
仕入過ぎれば不良在庫が増え、少な過ぎれば売り切れを起こしたり、発送までの納期が長くなってしまいます。
在庫のコントロールは私たちにとってとても重要な責務です。

適正な価格

恐らくこれはどの業界も同じでしょう。
定価で売れるものもあれば、そうでないものもあります。
また、供給過多になれば市場価格は下がりますが、需要過多であれば市場価格は上がります。
マーケットの状況を察知して、すぐに動かなければ得られるはずだった利益を失う可能性があります。

つまりリバークレインのMDはただ数字を追いかけるだけでなく、バイクに関する様々な情報を追いかける人の集まりです。
リバークレインで働くことを選ぶ時点でバイクが好きであるとは思いますが、その中でも特に濃いい人が集まっています。

どうして出戻りしたの?

これは『バイクが好きだから』に尽きます。
当社には様々な部署がありますが、MDは社内でも一二を争うバイク好きが集まる部署です。
好きなものとそれを好きな人に囲まれて仕事が出来るウェビック最高!なわけです。

では転職は悪なのか

「戻ってくるなら辞めなきゃ良かったのでは?」とたまに言われることもありますが、それについては正直なところ後悔はしていません。
特に私は新卒入社だったため、当時の社内では学べなかった多くのことを他社で学ぶことが出来ました。
今となってはメーカー様と定例ミーティングをすることもありますし、メディア事業部も出来ましたので社内で出来ることは大幅に増えたと思います。
それでもパーツメーカーに勤務する人以外で、自分で企画・設計して作ったバイクパーツがある人は中々居ないのではないでしょうか。

それ故に感謝!

やりたいことやるために辞めて、満足したらまた戻ってくるって今考えると相当な我儘ですね。
そんな僕を受け入れてくれた会社にとても感謝しています。
好きなことを仕事にするのは世の中的には賛否両論ありますが、僕は専ら賛成派でございます。
だってわざわざ戻ってくるくらいですからね。